人気シリーズ第3弾！『天久鷹央の推理カルテⅢ　密室のパラノイア』　知念実希人さん著｜あらすじ・レビュー

知念実希人さんの医療ミステリー小説『天久鷹央の推理カルテⅢ　密室のパラノイア』の書評です。

主人公の「天久鷹央」が医療現場で起きる不可思議な事件や謎に首を突っ込み

かろやかに解決していきます。

『天久鷹央の推理カルテⅢ　密室のパラノイア』について

『天久鷹央の推理カルテⅢ　密室のパラノイア』は、2015年6月に実業之日本社から発行された知念実希人さんの医療ミステリー小説。

累計350万部突破の『天久鷹央（あめく　たかお）』シリーズの第3弾。テレビアニメやテレビドラマ化もしています。

『天久鷹央の推理カルテⅢ　密室のパラノイア』登場人物

天久鷹央：主人公　天医会総合病院 副院長 兼 統括診断部部長　小柄で童顔のため、高校生に間違えられることも

小鳥遊優：鷹央の部下　小鳥というあだ名をつけられる　

鴻ノ池舞：研修医　鷹央に憧れている

『天久鷹央の推理カルテⅢ　密室のパラノイア』あらすじ

鷹央先生、
これまで本当に……。

天久鷹央のもとで内科医として「診断学」を学ぶ小鳥遊優に、派遣元の純正医大医局から突然の通達が……。
驚愕し、激怒する鷹央だったが、通達の理由を調べたところ、
とある総合病院を舞台に起きた「密室殺人」の存在が明らかになる。タイムリミットはあとわずか。
果たして、天才医師は「密室で溺死した男」の謎を解明できるのか。

Amazonより引用

天才女医・天久鷹央が、難解な医療ミステリーに挑むシリーズ第3弾。

「閃光の中へ」「拒絶する肌」「密室で溺れる男」の3つの短編が収録されています。
呪いの動画を見た後に自殺未遂を起こした女子高生、男性に触れられると肌に異常をきたす女性、そして密室で溺死した病院理事長の息子など、常識では考えられない不可解な事件が次々と発生します。

鷹央と助手の小鳥遊優は、これらの謎に立ち向かい、真相を解明していきます。

『天久鷹央の推理カルテⅢ　密室のパラノイア』レビュー・感想

Karte.01 閃光の中へ

呪いの動画を見た高校生が直後電車に飛び込んで、、、

Karte.02 拒絶する肌

男性に触れられると肌に異常をきたす女性の謎！

Karte.03 密室で溺れる男

病院理事長の息子が密室で溺死した！？

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「天久鷹央の推理カルテⅢ　密室のパラノイア」を読んでみて、今回も「そんなことが実際にあり得るの！？」と思わず驚くような謎が満載。

特に「密室で溺れる男」は、どうして密室で溺死するのか全く予想がつかず、最後までハラハラしっぱなし！

医療ミステリーならではのリアリティと、ちょっと不気味な事件の雰囲気が絶妙にマッチしていて、読んでいるとどんどん引き込まれる。

それから、相変わらず鷹央と小鳥遊のコンビがいい味を出してる！
天才だけど偏屈な鷹央と、振り回されつつも彼女を支える小鳥遊の掛け合いは、シリアスな展開の中でもホッとできるポイント。

医療の知識も学べるし、単なるミステリーにとどまらない面白さがあるのがこのシリーズの魅力！

著者「知念実希人」さんについて

『天久鷹央の推理カルテⅢ　密室のパラノイア』の著者、知念実希人は1978年10月12日に沖縄県南城市で生まれた日本の小説家兼医師です。

医療ミステリーの旗手として、医師の経験を活かした作品を多く執筆しています。

2011年に『レゾン・デートル』でばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、2012年に『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューしました。

代表作には今回紹介した「天久鷹央の推理カルテ」シリーズなどがあり、『仮面病棟』『祈りのカルテ』『硝子の塔の殺人』などのヒット作を執筆しています。

また2018年から2020年にかけて、3年連続で本屋大賞にノミネートされました。

知念実希人さんの作品は、医療知識を活かしたリアルな描写と、人間味のあるドラマ性が特徴で、多くの読者から支持を得ています。

ぜひ一度、読んでみてください。

『天久鷹央の推理カルテⅢ　密室のパラノイア』を読んだ最後に

今回も大満足！

医療×ミステリーって難しそうなイメージがあるかもしれないけど、鷹央のキャラが軽快だからすんなりと読めるのが魅力的。
しかも事件の謎が解けたときのスッキリ感が最高！

医療の世界って奥が深いな〜と改めて感じるし、シリーズを重ねるごとに鷹央の成長も見えてくるのが嬉しい。これからも続きが楽しみな作品！