
天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム
(★4.6)
(Amazon¥693 / 楽天¥836 / オーディブル聴き放題)
知念実希人さんの医療ミステリー小説『天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム』の書評です。
主人公の「天久鷹央」が医療現場で起きる不可思議な事件や謎に首を突っ込み
かろやかに解決していきます。
目次|Contents
『天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム』について
『天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム』は、2016年2月に実業之日本社から発行された知念実希人さんの医療ミステリー小説。
累計350万部突破の『天久鷹央(あめくたかお)』シリーズ 推理カルテ第4弾。テレビアニメやテレビドラマ化もしています。
『天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム』登場人物
天久鷹央:主人公 天医会総合病院 副院長 兼 統括診断部部長 小柄で童顔のため、高校生に間違えられることも
小鳥遊優:鷹央の部下 小鳥というあだ名をつけられる
鴻ノ池舞:研修医 鷹央に憧れている
『天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム』あらすじ

天医会総合病院の看護師、相馬若菜から友人の殺害事件について相談をうけた天久鷹央(あめくたかお)と小鳥遊(たかなし)優。
喜び勇んで謎の解明にあたる鷹央だったが、その過程で“事件から手を引く”と宣言する。
なぜ、彼女ではこの謎を解けないのか。そして、死の現場から“瞬間移動”した遺体に隠された真実とは――。驚きのどんでん返しと胸を打つクライマックスが待つ、メディカル・ミステリー第4弾。
Amazonより引用
天才女医・天久鷹央が、難解な医療ミステリーに挑むシリーズ第4弾。
「迷い込んだ呪い」「ゴミに眠る宝」「瞬間移動した女」の3つの短編が収録されています。
どの話もただの事件じゃなくて、登場人物の感情が絡み合うドラマチックな展開になってる。
鷹央と助手の小鳥遊優のコンビが、医学の知識と鋭い推理で真相を暴いていく!
『天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム』レビュー・感想

Karte.01 迷い込んだ呪い
体調不良の原因は、自殺した元彼の呪い!?
Karte.02 ゴミに眠る宝
ゴミとして捨てられたものは単なるガラクタだったのか!?
Karte.03 瞬間移動した女
瞬間移動したとしか考えなれない!?別の場所で発見された女
「天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム」を読んでみて、今回の3話もそれぞれ個性があって、どれも「なるほど!」と驚かされる展開ばかり。
まるで超常現象みたいな事件が、ちゃんと医学的・論理的に説明されていくのが爽快。
こういう「ありえない謎を科学で解決する」系の話はやっぱり面白い!
そしてどの話も、鷹央と小鳥遊の掛け合いがいいアクセントになってる。
シリアスなシーンもあるけど、二人の軽妙なやり取りでテンポよく読めるのが、このシリーズの良さだなと改めて感じた!
著者「知念実希人」さんについて
『天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム』の著者、知念実希人は1978年10月12日に沖縄県南城市で生まれた日本の小説家兼医師です。
医療ミステリーの旗手として、医師の経験を活かした作品を多く執筆しています。
2011年に『レゾン・デートル』でばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、2012年に『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューしました。
代表作には今回紹介した「天久鷹央の推理カルテ」シリーズなどがあり、『仮面病棟』『祈りのカルテ』『硝子の塔の殺人』などのヒット作を執筆しています。
また2018年から2020年にかけて、3年連続で本屋大賞にノミネートされました。
知念実希人さんの作品は、医療知識を活かしたリアルな描写と、人間味のあるドラマ性が特徴で、多くの読者から支持を得ています。
ぜひ一度、読んでみてください。
『天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム』を読んだ最後に
今回も大満足!
医療ミステリーとしての緊張感だけじゃなく、人間ドラマとしての深みもあるから、読後の余韻がすごい。鷹央の天才的な推理と、それを支える小鳥遊の関係性もどんどん魅力が増してる感じ。
シリーズを追うごとに二人のコンビの良さが光るし、これからも目が離せない!
医療ミステリーが好きな人はもちろん、感動系の話が好きな人にもおすすめの一冊!

天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム
(★4.6)
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