
いただきます。: 人生が変わる「守衛室の師匠」の教え
(★5.0)
(オーディブル聴き放題)
喜多川泰さんの小説『いただきます。: 人生が変わる「守衛室の師匠」の教え』の書評です。
守衛室で出会った人生の大先輩たちが押してくれた背中。未来に向けて翔馬が決意したこととは?
目次|Contents
『いただきます。: 人生が変わる「守衛室の師匠」の教え』について
『いただきます。: 人生が変わる「守衛室の師匠」の教え』は、2025年にアマゾンオーディブル限定発売されている喜多川泰さんの小説。
『いただきます。: 人生が変わる「守衛室の師匠」の教え』登場人物
翔馬:主人公 楽に稼げると思って大学の守衛室でバイトを始めた若者
松原:守衛室で働く年配の同僚の一人
薮島:守衛室で働く年配の同僚の一人
天野:守衛室で働く年配の同僚の一人 元自衛官
『いただきます。: 人生が変わる「守衛室の師匠」の教え』あらすじ

高校を卒業後、楽に稼ぎ、好きなことをして遊んでいたいとバイトを転々とする日々を送っていた19歳の翔馬。
楽に稼げると聞いて飛び込んだ警備員バイトの仕事先は、まさかの大学の守衛室。
自分と年齢の変わらない学生たちに見られながら、老人と一緒に働くなんて……。
「遊ぶ金がたまったらとっとと辞めてやる」と後悔し始める翔馬。しかし、一緒に働く松原、薮島、天野の過去を知り、翔馬の世界の見方は変わっていく。
Amazonより引用
仕事とは何か、人生とはなにか、生命のつながり……
3人が自分の生きざまを通して教えてくれたのは、「未来の誰かの笑顔のために行動する」ということだった。
なぜなら、自分たちは皆、誰かの何かを「いただいて」生きているのだから。
喜多川泰さんの『いただきます。: 人生が変わる「守衛室の師匠」の教え』は、温まる物語です。
主人公の青年は、人生に行き詰まりを感じている中で、ある大学の守衛として働くことになります。
そこで出会ったのが、守衛室にいる謎めいた老人――「師匠」と呼ばれる存在。彼の言葉や行動を通じて、主人公は生き方や人との向き合い方を学んでいきます。
「いただきます」という言葉の本当の意味とは何か? 日々の食事や仕事、そして人間関係に隠された大切なメッセージが、この物語には込められています。
『いただきます。: 人生が変わる「守衛室の師匠」の教え』レビュー・感想

『いただきます。: 人生が変わる「守衛室の師匠」の教え』の魅力は、単なる自己啓発書ではなく、物語を通じて読者に気づきを与えてくれる作品です。
「師匠」の言葉はシンプルながらも深く、一つひとつが心に染み渡ります。
特に、日常の当たり前のことに感謝することの大切さを教えてくれる点が印象的でした。
私たちは普段、食事を何気なくとり、仕事をこなし、人と関わっていますが、そのすべてが「いただきます」という精神につながっているのだと気づかされます。
主人公の成長とともに、自分自身の生き方を見つめ直すきっかけを与えてくれる一冊でした。
また、喜多川泰さんの文章はとても読みやすく、スッと心に入ってきます。登場人物の会話のやり取りもユーモアがありつつ、深い学びが詰まっているので、読んでいて飽きることがありません。
著者「喜多川泰」さんについて
『いただきます。: 人生が変わる「守衛室の師匠」の教え』の著者、喜多川泰(きたがわやすし)さんは、1970年東京都生まれ、愛媛県育ちの小説家です。
2005年にファンタジー風の自己啓発書『賢者の書』で作家デビュー
2作目の『君と会えたから…』が10万部を超えるベストセラー
『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』は12万部を突破し映画化もされました。
執筆活動に加えて全国各地での講演や「親学塾」の開催など、幅広い活動を展開しています。
『いただきます。: 人生が変わる「守衛室の師匠」の教え』を読んだ最後に
『いただきます。: 人生が変わる「守衛室の師匠」の教え』を読んだ後、私は食事の前に「いただきます」と言うことの重みを改めて感じました。
食事に限らず、仕事や人との関係にも「いただきます」の精神を持つことで、日々の過ごし方が変わるかもしれません。
人生に迷いや不安を感じている人、何気ない日常の中で大切なことを見失いがちな人にこそ、ぜひ読んでほしい一冊です。
あなたもこの物語を通じて、「いただきます」の本当の意味を見つけてみませんか?

いただきます。: 人生が変わる「守衛室の師匠」の教え
(★5.0)
(オーディブル聴き放題)