「神様のカルテ」シリーズ|夏川草介さんの大人気シリーズを紹介

「神様のカルテ」シリーズ|夏川草介さんの大人気シリーズを紹介

今回は、夏川草介さんの人気の「神様のカルテ」シリーズを紹介します。

信州の雄大な自然に囲まれた病院を舞台に、個性豊かな人々の営みと、そこに真摯に向き合う一人の医師の姿を描き、多くの読者の心を掴んで離さない「神様のカルテ」シリーズ。

著者は医師でもある夏川草介さんです。

内科医・栗原一止(くりはらいちと)を取り巻く、時に可笑しく、時に胸に迫る日常は、私たちが生きる上で大切な何かをそっと教えてくれます。

シリーズ累計発行部数は340万部を突破し、映画化もされたこの大人気シリーズの魅力を紹介します。

「神様のカルテ」シリーズ

・神様のカルテ
・神様のカルテ2
・神様のカルテ3
・神様のカルテ0
・新章 神様のカルテ

神様のカルテ

神の手を持つ医者はいなくても、この病院では奇蹟が起きる。

栗原一止(いちと)は信州にある「24時間、365日対応」の病院で働く、29歳の内科医。

ここでは常に医師が不足している。

専門ではない分野の診療をするのも日常茶飯事なら、睡眠を3日取れないことも日常茶飯事だ。妻・ハルに献身的に支えられ、経験豊富な看護師と、変わり者だが優秀な外科医の友人と助け合いながら、日々の診療をなんとかこなしている。

そんな一止に、母校の医局から誘いの声がかかる。大学に戻れば、休みも増え愛する妻と過ごす時間が増える。最先端の医療を学ぶこともできる。

だが、大学病院や大病院に「手遅れ」と見放された患者たちと、精一杯向き合う医者がいてもいいのではないか。悩む一止の背中を押してくれたのは、死を目前に控えた高齢の癌患者・安曇さんからの思いがけない贈り物だった…。

Amazonより引用

『神様のカルテ』は、2009年に小学館より発表された夏川草介さんの小説。

「第十回小学館文庫小説賞」受賞、「2010年本屋大賞」第2位。2011年には映画も公開された。

シリーズ累計340万部のベストセラー『神様のカルテ』シリーズの第1弾

神様のカルテ

(★4.3)
(Kindle¥682 / 楽天¥682 / オーディブル聴き放題)

✔あわせて読みたい

『神様のカルテ』 夏川草介さん著|あらすじ・レビュー

忙しない日々の中で、大切なことを思い出させてくれる——静かで温かい、命と心のカルテ。

神様のカルテ2

医師の話ではない。人間の話をしているのだ。

栗原一止は夏目漱石を敬愛し、信州の「24時間、365日対応」の本庄病院で働く内科医である。

写真家である妻・ハルの献身的な支えもあり、多忙な日々を乗り切っている一止に、母校の医局からの誘いがかかる。

今の病院で一人でも多くの患者と向き合うか、母校の大学病院で最先端の医療を学ぶか。一止が選択したのは、本庄病院での続投だった(『神様のカルテ』)。

新年度、内科病棟に一止の旧友・進藤辰也が東京の病院から新任の医師としてやってくる。
かつて進藤は“医学部の良心”と呼ばれていた。
しかし、彼の医師としての行動は周囲を困惑させるものだった。

そして、さらに大きな試練が一止たちを待ち受けていた――。

Amazonより引用

『神様のカルテ2』は、2010年に小学館より発表された夏川草介さんの小説。

24時間365日、そこには命がある。

夏川草介が紡ぐ、心揺さぶる医療ドラマ第2弾。医師たちの葛藤、夫婦の絆、そして受け継がれる想いが胸を打つ。

シリーズ340万部のベストセラー『神様のカルテ』シリーズの第2弾

神様のカルテ2

(★4.5)
(オーディブル聴き放題 / Kindle¥792 / 楽天¥792)

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『神様のカルテ2』 夏川草介さん著|あらすじ・レビュー

24時間365日、そこには命がある。夏川草介が紡ぐ、心揺さぶる医療ドラマ第2弾。医師たちの葛藤、夫婦の絆、そして受け継がれる想いが胸を打つ。

神様のカルテ3

シリーズ275万部のベストセラー!

栗原一止は、信州にある「24時間365日対応」の本庄病院で働く内科医である。

医師不足による激務で忙殺される日々は、妻・ハルの支えなくしては成り立たない。

昨年度末、信濃大学医局からの誘いを断り、本庄病院残留を決めた一止だったが、初夏には恩師である古狐先生をガンで失ってしまう。

夏、新しい内科医として本庄病院にやってきた小幡先生は、内科部長である板垣(大狸)先生の元教え子であり、経験も腕も確かで研究熱心。一止も学ぶべき点の多い医師だ。

しかし彼女は治ろうとする意思を持たない患者については、急患であっても受診しないのだった。

抗議する一止に、小幡先生は「あの板垣先生が一目置いているっていうから、どんな人かって楽しみにしてたけど、ちょっとフットワークが軽くて、ちょっと内視鏡がうまいだけの、どこにでもいる偽善者タイプの医者じゃない」と言い放つ。

彼女の医師としての覚悟を知った一止は、自分の医師としての姿に疑問を持ち始める。

そして、より良い医者となるために、新たな決意をするのだった。

Amazonより引用

『神様のカルテ3』は、2012年に小学館より発表された夏川草介さんの小説。

信州の風、命の鼓動、そして医師の誓い。夏川草介が描く、温かくも切ない地域医療の現実と希望の物語、第3弾。あなたの心に、再び深い感動を。

シリーズ340万部のベストセラー「神様のカルテ」シリーズの第3弾

神様のカルテ3

(★4.6)
(オーディブル聴き放題 / Kindle¥880 / 楽天¥880)

✔あわせて読みたい

『神様のカルテ3』 夏川草介さん著|あらすじ・レビュー

信州の風、命の鼓動、そして医師の誓い。夏川草介が描く、温かくも切ない地域医療の現実と希望の物語、第3弾。あなたの心に、再び深い感動を。

神様のカルテ0

ベストセラー『神カル』の原点!

上橋菜穂子さん推薦!
「命というものの深みに届きながら、
信州の風のような爽快さと、静かな明るさがある。
これこそ夏川さんの筆の、魔法です」

シリーズ大ヒットのベストセラー『神様のカルテ』にまつわる人々の前日譚であり、かつ珠玉の短編集です。

栗原一止は、信州にある24時間365日営業の本庄病院で働く内科医。

本作では、医師国家試験直前の一止とその仲間たちの友情、本庄病院の内科部長・板垣(大狸)先生と敵対する事務長・金山弁二の不思議な交流、研修医となり本庄病院で働くことになった一止の医師としての葛藤と、山岳写真家である一止の妻・榛名の信念が描かれます。

ますます深度を増す「神カル」ワールドをお楽しみください。

Amazonより引用

神様のカルテ0

(★4.6)
(オーディブル聴き放題 / Kindle¥726 / 楽天¥726)

新章 神様のカルテ

大人気作、大学病院編スタート。

栗原一止は、夏目漱石を敬愛する内科医だ。

信州・松本平で「24時間、365日対応」を掲げる本庄病院から信濃大学医学部に入局し、早二年が過ぎた。

消火器内科医として勤務する傍ら、大学院生としての研究も進めなければならない。

そして「引きの栗原」は健在で、患者より医者の数が多いはずの大学病院で相変わらず多忙な日々を送っている。

第四内科第三班の実質的な班長を務めている一止は、正義感に燃える研修医たちに共感しながらもいさめ、矛盾だらけの大学病院という組織にもそれなりに順応しているつもりであった。

しかし、治療行為も万策尽き、最後のひと時を夫と子供とともに自宅で過ごすことを希望する29才の末期膵癌患者をめぐり、局内の実権を握る准教授と衝突してしまう。

内科医・栗原一止を待ち受ける、新たな試練!
ベストセラーシリーズ、大学病院編スタート!
本編に合わせ、特別編「Birthday」も収録。

Amazonより引用

新章 神様のカルテ

(★4.6)
(オーディブル聴き放題 / Kindle¥990 / 楽天¥990)

「神様のカルテ」シリーズ まとめ

夏川草介さんの「神様のカルテ」シリーズは、単なる医療小説に留まらない、人間ドラマの宝庫です。

主人公・栗原一止の時に飄々としていながらも患者や仲間、そして妻であるハルさんへの深い愛情、地方医療の厳しさと温かさ、そして何気ない日常の中に散りばめられたユーモアと哲学。

これらが絶妙に織り交ざることで、読者はこのシリーズの虜になります。

命の尊さ、人との繋がり、そして自分自身の生き方について、改めて考えさせられる「神様のカルテ」。

まだ読んだことがないという方は、ぜひこの機会に信州の小さな病院を訪れてみてください。

きっと、あなたの心にも温かい光が灯るはずです。

そして、すでにシリーズのファンであるあなたも、読み返すたびに新たな発見があるかもしれません。

この素晴らしい物語が、これからも多くの人々に愛され続けることを願っています。