
君と会えたから・・・
(★4.5)
(Kindle¥1,833 / 楽天¥1,870 / オーディブル聴き放題)
喜多川泰さんの小説『君と会えたから・・・』の書評です。
無気力に過ごしていた平凡な高校生のもとに、ある夏の日、美しい女の子がやってきた。
目次|Contents
『君と会えたから・・・』について
『君と会えたから・・・』は、2006年に発表された喜多川泰さんの累計115万部のベストセラー小説。
『君と会えたから・・・』登場人物
ヨウスケ:主人公 将来に対する漠然とした不安を抱える平凡な高校生
ハルカ:ヨウスケと同じ年の美しい女の子
『君と会えたから・・・』あらすじ

十七歳の夏休み。いたって平凡な高校生のヨウスケは、将来に対する漠然とした不安を抱えながらも、
やるべきことは何もせず、やりたいことも見つけられず、ぼんやりとした毎日を過ごしていた。ある日のこと、ヨウスケは美しく謎めいた女の子、ハルカと出会う。
そして、彼女が父親から学んだという、素晴らしい人生をおくる方法を教わることになる。いつしか彼女に恋心を募らせていたヨウスケだったが、ついに彼女の秘密を知ってしまい……
青春×自己啓発小説の真骨頂。
Amazonより引用
喜多川泰さんの『君と会えたから・・・』は、青春×自己啓発小説です。
人生の転機に立たされた主人公が、大切な出会いを通じて成長していく物語。
主人公は、物語が進むにつれ、主人公は過去の経験や人間関係を見つめ直し、自分が本当に大切にすべきものを見出していきます。
そして、人生における「本当の幸せとは何か」「人との出会いがもたらす意味とは何か」というテーマが浮かび上がってきます。
読者は、主人公の成長を追体験しながら、普段の生活の中で忘れがちな大切なことに気づかされるでしょう。
『君と会えたから・・・』レビュー・感想

『君と会えたから・・・』の魅力は、喜多川泰さんならではの温かみのあるストーリーテリングと、心に響くメッセージです。
シンプルながらも深い言葉の数々が、読者の心に寄り添い、まるで人生の指南書のような存在になります。
特に印象的だったのは、主人公が出会う「導き手」となる人物の存在です。
その人物の言葉や行動が、主人公の心に変化をもたらし、読者にも気づきを与えてくれます。普段の生活の中で見過ごしてしまいがちな「人との出会いの大切さ」に改めて気づかされました。
また、物語の展開がスムーズで読みやすく、一気に最後まで読んでしまいました。
文章も優しく、読後には前向きな気持ちになれる一冊です。
自己啓発書のような要素もありつつ、小説としての魅力もしっかりと兼ね備えている点が素晴らしいと感じました。
著者「喜多川泰」さんについて
『君と会えたから・・・』の著者、喜多川泰(きたがわやすし)さんは、1970年東京都生まれ、愛媛県育ちの小説家です。
2005年にファンタジー風の自己啓発書『賢者の書』で作家デビュー
2作目の本書『君と会えたから・・・』が115万部を超えるベストセラー
『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』は12万部を突破し映画化もされました。
執筆活動に加えて全国各地での講演や「親学塾」の開催など、幅広い活動を展開しています。
『君と会えたから・・・』を読んだ最後に
『君と会えたから・・・』を読んだ後、日々の生活に追われる中で忘れがちな大切なことを思い出させてくれる本でした。
読後には、「自分の周りの人との関係をもっと大切にしよう」「日々の出会いを一期一会と思って大事にしよう」と、自然と前向きな気持ちになれます。
人生の転機に立っている人、何かを変えたいと感じている人、そして人とのつながりを大切にしたいと思っている人に、ぜひおすすめしたい一冊です。

君と会えたから・・・
(★4.5)
(Kindle¥1,833 / 楽天¥1,870 / オーディブル聴き放題)