准教授・高槻彰良の推察|澤村御影さんの大人気シリーズを紹介

准教授・高槻彰良の推察|澤村御影さんの大人気シリーズを紹介

2025年3月5日

今回は、澤村御影さんの人気のシリーズ「准教授・高槻彰良の推察」を紹介します。

“この世には、説明のつかないことが確かに存在する。”
けれど、それを恐れるのではなく、理解しようとする者がいたなら――その怪異は、静かに姿を変えるかもしれない。
澤村御影さんの「准教授・高槻彰良の推察」シリーズは、そんな“怪異の本質”に踏み込む知性とやさしさを兼ね備えた、異色のミステリー。論理と感情が交差するその世界を、あなたもぜひ覗いてみてください。

このシリーズは小説と漫画の合計部数90万部を突破。テレビドラマ化もされました。

准教授・高槻彰良の推察シリーズ

・准教授・高槻彰良の推察1 民俗学かく語りき
・准教授・高槻彰良の推察2 怪異は狭間に宿る
・准教授・高槻彰良の推察3  呪いと祝いの語りごと
・准教授・高槻彰良の推察4 そして異界の扉がひらく
・准教授・高槻彰良の推察5 生者は語り死者は踊る
・准教授・高槻彰良の推察6 鏡がうつす影
・准教授・高槻彰良の推察7 語りの底に眠るもの
・准教授・高槻彰良の推察8 呪いの向こう側
・准教授・高槻彰良の推察9 境界に立つもの
・准教授・高槻彰良の推察10 帰る家は何処に
・准教授・高槻彰良の推察11 夏の終わりに呼ぶ声

准教授・高槻彰良の推察1 民俗学かく語りき

「怪異は、現象と解釈によって成り立つんだよ、深町くん」

人の嘘がわかる耳を持ち、それゆえに孤独になってしまった大学生・深町尚哉。
なんとなく受講した「民俗学2」のイケメン准教授・高槻になぜか気に入られ、
怪異に出会うとついテンションが上がってしまう彼の「常識担当」として助手をすることに。

親しくなるにつれて尚哉は、高槻の瞳が時々夜空のような青色に変わることや超記憶能力を持っていることなどを知る。
実は高槻もまた、幼い頃に奇妙な体験をしていたのだ……。

Amazonより引用

准教授・高槻彰良の推察1 民俗学かく語りき

(★4.5)
(Amazon¥594 / 楽天¥660 / オーディブル聴き放題)

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准教授・高槻彰良の推察2 怪異は狭間に宿る

怪異収集家の准教授・高槻彰良と、その助手で嘘を聞き分ける大学生・深町尚哉のもとに、「学校の怪談」の調査依頼が舞い込んできた!
どうやら、町の小学校で「コックリさんの呪い」なる噂があるらしい。児童たちは、コックリさんが教室のロッカーに棲み付いたと信じており、PTAを巻き込んだ騒ぎになっているようだ。噂の真相を2人は見抜けるか……?――「学校には何かがいる」

尚哉の耳に異変!? 高槻の過去が語られる!? 目が離せない驚きの第2巻!!!
聴かない手はない! ハマる人続出。

Amazonより引用

准教授・高槻彰良の推察2 怪異は狭間に宿る

(★4.4)
(Kindle¥614 / 楽天¥748 / オーディブル聴き放題)

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准教授・高槻彰良の推察3 呪いと祝いの語りごと

尚哉の友人・難波の元に不幸の手紙が届いた。
時を同じくして、高槻と尚哉は「図書館のマリエさん」という聞き慣れない都市伝説を知る。
図書館の蔵書に隠された暗号を解かないと呪われるというのだが……。――「不幸の手紙と呪いの暗号」

鬼神伝説が残る村に調査に出向いた一行は、不気味な洞窟で、額に穴のあいた頭蓋骨を見つける。
その直後、高槻に思いがけない受難が……。 尚哉は、佐々倉はどうする!?
「あぁ、この世はなんてたくさんの呪いに満ちているんだろうね。」――「鬼を祀る家」

高槻と、幼馴染である捜査一課の刑事・佐々倉の幼い頃を描いた番外編「【extra】それはかつての日の話」も収録。

民俗学ミステリ、シリーズ待望の第3巻!
本当に、面白いんです!!!

Amazonより引用

准教授・高槻彰良の推察3 呪いと祝いの語りごと

(★4.6)
(Kindle¥614 / 楽天¥748 / オーディブル聴き放題)

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准教授・高槻彰良の推察4 そして異界の扉がひらく

「異界はどこにだってある――僕たちの、心の中にもね。」

春。無事に進級し大学2年生になった尚哉は、相変わらず高槻のもとで助手のバイトをしている。
ある日、高槻が運営するサイト「隣のハナシ」に、建築事務所で働く女性から怪事件の相談が寄せられた。
事務所で起こった、「4」にまつわる不気味な事件の真相とは……?――(「四時四十四分の怪」)

6月。「江の島の海に人魚が出た」と週刊誌は大騒ぎに。高槻も講義で人魚のことを熱心に取り上げる。
そんなある日、キャンパスにふらりと現れたのは、口髭にステッキのハンサムな英国紳士。なんと彼は、高槻の叔父・渉だった!
そして尚哉は期せずして、「高槻が一番辛かった頃」に彼を育てた渉から、高槻の悲痛な過去を聞くことに……。
高槻・尚哉・渉・佐々倉は休日を利用して江の島付近に出向き、人魚騒動を調査することに。
そこで「お母さんは人魚になった」と訴える少年に出会い……。――(「人魚のいる海」)

高槻が渉のもとで暮らしていたころのお話「【extra】それはかつての日の話2」も収録。
大人気シリーズ、新章開講!

Amazonより引用

准教授・高槻彰良の推察4 そして異界の扉がひらく

(★4.6)
(Kindle¥634 / 楽天¥704 / オーディブル聴き放題)

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准教授・高槻彰良の推察5 生者は語り死者は踊る

大学2年の夏。尚哉は「嘘が歪んで聞こえる」自らの耳と、その原因となった「死者の祭」の真実を探るべく、高槻・佐々倉と長野の旧小山村へ向かう。
幼いころ何度も訪れた、大好きだった祖父母が住んでいた村だ。しかし今は廃村になっているらしい。

尚哉は、長野で再会した従兄から、亡き祖母が「尚哉は山神様にとられた」と不穏な言葉を口にしていたと聞く。地元でも“死者が歩く”と噂される件の村に着き、調査を開始する一行。
しかし、その最中、尚哉は高槻と共に再び、あの真夜中の不思議な「祭」へと招かれてしまい……!?

「僕らは、超えてしまったのかもしれない」――大人気民俗学ミステリシリーズ、急展開!
盛り上がり最高潮で、ますます目が離せません!!!

Amazonより引用

准教授・高槻彰良の推察5 生者は語り死者は踊る

(★4.6)
(Kindle¥614 / 楽天¥748 / オーディブル聴き放題)

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准教授・高槻彰良の推察6 鏡がうつす影

長野での記憶を失ってから元気がない高槻のもとに、絶縁状態だった従弟の優斗から連絡が。
なんと、婚約者の肩に「人面瘡」が現れたという。
高槻と尚哉が赴くと、婚約者は高槻を見るやいなや「天狗様!」と叫んで駆け寄り……?(――「肌に宿る顔」)

高槻が運営する怪談収集サイト「隣のハナシ」に、実家の旅館にある「紫鏡」の調査依頼が寄せられた。
依頼人は19歳の女性。幼い頃、母親がその鏡に吸い込まれて消えたという。
古参の従業員も、鏡については言葉を濁し――。(――「紫の鏡」)

異界に魅入られた凸凹コンビの民俗学ミステリ、第6弾!

Amazonより引用

准教授・高槻彰良の推察6 鏡がうつす影

(★4.7)
(Kindle¥634 / 楽天¥748 / オーディブル聴き放題)

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准教授・高槻彰良の推察7 語りの底に眠るもの

青和大の女子学生が高槻と尚哉の元へ相談に訪れた。
サークルの友達と一緒に、雑居ビルのエレベーターで「異界に行く方法」を試した翌日、うち一人が行方不明になったという。
心当たりを尋ねると、彼女の声は歪み――。(――第一章「違う世界へ行く方法」)

遠山からの依頼で、栃木の山奥へ赴いた高槻と尚哉。
別荘地を作るための工事中らしいのだが、沼を埋め立てようとしたところ、不審な出来事が相次ぎ、困っているという。
しかもその沼には「ヌシ」が棲むという伝承もあるらしく!? (――第二章「沼のヌシ」)

「――先生が全部忘れても、俺が覚えています。約束したでしょう」
実写ドラマ化で話題騒然&人気沸騰!
異界に魅入られた凸凹コンビの民俗学ミステリ、第7弾!

Amazonより引用

准教授・高槻彰良の推察7 語りの底に眠るもの

(★4.6)
(Kindle¥673 / 楽天¥748 / オーディブル聴き放題)

准教授・高槻彰良の推察8 呪いの向こう側

年末、憂鬱な気分で実家に帰省した尚哉。複雑な気持ちを抱えながらも、父と将来の話を交わす。
翌日、散歩に出た先で、尚哉は小学校時代の友人の田崎涼と出会う。
何気なく民俗学研究室や高槻の話をすると、後日高槻の元に涼の兄から相談が。
勤務先の小学校で「モンモン」という正体不明のお化けの噂が立ち、不登校の児童も出ているという。
怪異大好きな高槻は喜ぶが、その小学校は苦い思い出が残る尚哉の母校で――。(第一章 押し入れに棲むモノ)

「幸運の猫」がいるという旅館に、泊まりがけで出掛けた高槻、尚哉、佐々倉。
何故かスキーをすることになり、大いに戸惑う尚哉だが、高槻と佐々倉に教えてもらい、何とか上手く滑れるように。
休憩所で宿泊客たちと歓談していると、うち一人が「昔会った雪女を探しに来た」と言い――?(第三章 雪の女)

夢で死者に会う!? 雪山で高槻と尚哉が見たものとは――。
異界に魅入られた凸凹コンビの民俗学ミステリ、未来を望む第8弾!

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准教授・高槻彰良の推察8 呪いの向こう側

(★4.6)
(Kindle¥673 / 楽天¥748 / オーディブル聴き放題)

准教授・高槻彰良の推察9 境界に立つもの

4月。尚哉は3年生に進級し、友人の難波と共に晴れて高槻ゼミの一員となった。
尚哉と難波は、初回ゼミのあと、数少ない男子学生どうし5人で仲良くなり、学期中に行われるグループでの研究発表を一緒にやろうと話す。
動画サイトで話題の「幽霊トンネル」を題材にしようと取材に赴くが、帰り際、尚哉は耳元で「どうして」という女の声を聞き――!?(「第一章 トンネルの中には」)

高槻が講義で、口裂け女やかまいたちといった「鎌」が絡む怪異について話したところ、大学の演劇サークルの代表から相談が。
先日、夜道を一緒に歩いていた次の舞台の主演女優の髪が、まるでかまいたちの仕業かのように、ばっさりと切られてしまったのだという。
高槻と尚哉は調査のため、サークルを訪れる。部員に一通り聞き込みをし、いざ帰ろうとした瞬間、高槻の従弟・優斗から着信が。なんと、高槻の父が刺され、病院に運ばれたという。
一緒に病院へ行こうと言う優斗に、高槻は「僕は行かない方がいいと思う」と呟き……。(「第二章 黒髪の女」)

高槻から「難波くんと何かあった?」と聞かれた尚哉。実はある理由で、難波との関係がぎくしゃくしているのだ。
悶々とする尚哉に高槻は「気分転換に旅行に行こう」と提案。運転免許を取り終わった尚哉の練習も兼ねて、桜を見に箱根に行こうという。
しかし宿の従業員から、桜の隠れ名所である、旅館の向かいにある山には鬼が出る、と言われ――?(「第三章 桜の鬼」)

己の「耳」の、己の「過去」の謎と向き合うふたりに、異界の魔の手が迫る――?
高槻をマークしている警視庁捜査一課・異質事件捜査係(通称:異捜)の動きも不穏さを増し……!?
高槻と尚哉、それぞれに試練が訪れる、目が離せないシリーズ第9弾!

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准教授・高槻彰良の推察9 境界に立つもの

(★4.7)
(Kindle¥673 / 楽天¥748 / オーディブル聴き放題)

准教授・高槻彰良の推察10 帰る家は何処に

大事なものを、この世界で見つけたい。凸凹コンビの民俗学ミステリ10弾!

青和大学の夏休み。
他の学生たちが就活関連で慌ただしそうにする中、
尚哉は遠山の事務所でバイトをすることになる。
そんな折、高槻のもとをフリーライターの飯沼が訪れた。
行方不明の男子高校生が遺体で発見された事件について、話があるという。
猟奇的なその事件は、高槻の過去の因縁につながりがありそうで……。
他、都市伝説「ひきこさん」と事故物件の物語に、掌編2編も収録。

高槻の過去に迫る民俗学ミステリ第10弾!

Amazonより引用

准教授・高槻彰良の推察10 帰る家は何処に

(★4.7)
(Kindle¥693 / 楽天¥770 / オーディブル聴き放題)

准教授・高槻彰良の推察11 夏の終わりに呼ぶ声

ゼミ合宿開催! 隣り合わせの青春と異界を描く民俗学ミステリ第11弾!

高槻ゼミの一大イベント、それはゼミ合宿。
9月の初め、尚哉は仲間たちと西湖に赴く。
先輩方の中間発表、BBQに花火と様々なイベントをこなし、高槻の発案で、尚哉たちは青木ヶ原樹海へ行くことに。
そこには意外なあの人がいて……!? 

ほか、派手めな女子大生からの「ドッペルゲンガーが現れる」という相談や、高槻の因縁の場所を訪れる決意をした尚哉など盛りだくさん。

隣り合わせの青春と異界を描く民俗学ミステリ第11弾!

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准教授・高槻彰良の推察11 夏の終わりに呼ぶ声

(★4.7)
(Amazon¥713 / 楽天¥792 / オーディブル聴き放題)

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准教授・高槻彰良の推察シリーズ まとめ

「准教授・高槻彰良の推察」シリーズは、ただのミステリー小説ではありません。

人の心に潜む闇や痛みにそっと寄り添いながら、その奥にある真実を丁寧に拾い上げていく――そんな、静かな優しさに満ちた物語です。

怪異や都市伝説を扱いながらも、それらを通して描かれるのは“人間”そのもの。高槻先生の知的で温かみのある視点と、深町くんのまっすぐな成長が、読むたびに胸に残ります。

ミステリーが好きな方はもちろん、登場人物たちの心の機微を味わいたい方にも、きっと何かが響くシリーズです。

物語が進むごとに深まっていく絆と謎に、ぜひあなた自身も触れてみてください。